Linux(リナックス)とは、無料で使えるOSの一種です。
といっても日常生活で見かけることはまずないでしょう。
この記事では、Linux(リナックス)とは何か、具体的なOSの画像を見せつつ、会話形式で説明しています。
はじめに
ねえ、ねえTさん!「Linux」はOSってことは知っているんだけど、具体的にどういうものなの?調べてもふ~んって感じで。
Linuxは無料で使える、WindowsOS、MacOSとは違う第三のパソコン用のOSだ。
特徴としては、オープンソースのOSということ。
オープンソースというのは簡単にいうと、”設計図(ソースコード)が公開されている”ということだぞ。
OSについてわからない方は、こちらの過去記事を参考にしてください。
あれ?ってことはWindowsはオープンソースではないってことね?
そうだ。Microsoft社が独占している形だな。
Linuxの場合には設計図が公開されているので、カスタマイズが可能だ。
実際、”かっこいいLinux”、”古いパソコンでも使えるLinux”、”Windowsのような操作感のLinux”など、様々な種類が存在するぞ。
違いがわかりやすいように、三つ紹介してみよう。
代表的なLinuxの種類
Linuxの種類は正しくは、”ディストリビューション“と言いますが、この記事の中では種類で統一します。
「Linuxといえばこれ!初心者から上級者までおすすめのOS!」Ubuntu
Ubuntuは代表的なLinuxの一つだ。
ユーザフレンドリーな設計が特徴で、Linuxの中でもっともシェアが高いといわれているぞ。
高い安定性もあり、どのLinuxがおすすめ?と言われれば趣味目的・学習目的・転職目的、どの目的であってもまずおすすめしたいな。
おお!王道のやつなんだね!
左にあるのがWindowsでいう、タスクバー・・・・なのかな?
アイコンの種類が違うから、ぱっと見どう操作すればいいかわからないね・・・
上から、
ブラウザアプリ(Firefox)
メールアプリ(Thunderbird)
ファイルアプリ
音楽アプリ(Rhythmbox)
・・・という感じに続くな。
続けて別の種類も紹介していくぞ。
「企業用OSって知ってる?Ubuntuには負けないぞ!」CentOS
CentOSは「Community Enterprise Operating System」の略で、ある企業用有償版Linux(RHEL)の無料版だぞ。
元のコードが企業用有償版ということもあって、企業向けの安定性を重視しているんだ。
企業向けOS・・・だからデスクトップがすっきりしているのかな?
左側の右端にある”Activities”をクリックすると、アプリケーションを開くことができるぞ。Windowsでいうと、Windowsボタンみたいなものだな。
アイコンはさっきのUbuntuってやつと似ているね!
CentOSは、デスクトップのデザインには、Ubuntuと同じデスクトップ環境の技術を採用しているから、同じようなアイコンになっているな。
「古いパソコンがよみがえる!軽量OSの雄」Linux Mint
最後に紹介するのは、Linux Mintだ。
このLinux MintはUbuntuをベースに開発されたLinuxの種類だ。
リンちゃん、このデザインどう思う?
なんとなくいつも見ているパソコンの画面に近い感じがして安心します!
そう、Linux MintはWindowsを使ってきたユーザを意識してデザインされているんだ。
また、パソコンに求めている性能も低いので、古いパソコンでも動いてくれる。
もし家に古いWindowsのOSを搭載しているPCが残っていたら、このLinux Mintを使ってみるのもいいぞ。
そのほかのLinux
見た目も違うのに、全部Linuxというくくりなんだね・・・
コアとなる技術(カーネル)は一緒だけど、それを包んでいるような技術は別のものを採用して、個性を出しているぞ。
車でたとえると、エンジンは一緒なんだけど、それ以外のパーツはすべて違うものをつかっているようなイメージだ。
君だけのOSを選ぶことができるぞ!
ちなみにAndroidや最近流行りのChromeOSもLinuxをもとにして開発されているんだ。
そうなんだ・・・
Linuxはなぜ使われないの?
Linuxの一般ユーザーは非常に少ない・・・
企業のサーバに使われることは多いが、全体の1%程度のユーザしかLinuxを普段使いのOSとして使っていないといわれるな。
なんでこんなに便利そうなに、使っている人が少ないんですか?
単純にいうと、「Widowsで不便していない」、「みんなWindowsに慣れ切ってしまった」ということが理由かな。
家電量販店に行っても、パソコンにはWindows やMacOSがあらかじめ入っている(プリインストール)。
そこからわざわざLinuxのOSを探して入れなおして・・・ということをやる人は少ないということだな。
また、LinuxとWindows では操作やアイコンなどの見た目が異なる部分が多い。
実はLinuxのほうが操作や考え方としてはシンプルなところも簡単なところも多いはず・・・何だが、学校でもWindowsを使うし、会社でも使う。わざわざ違う操作感のものを使う必要はないな。
安くてカスタマイズしやすいんだったら、会社のパソコンでLinuxを使っていたりするところはないの?
うーん、ほとんどないんじゃないかな。
そもそもWindows搭載のPCを買うほうが、OSなしのパソコンを調達してその後にLinuxを入れるより安いことや、使用し始めた後の面倒くささがあると思う。
まとめ
せっかくいろんな種類があるのに、使ってもらえないなんて残念だね。
少なくともプライベートで使うという観点だと、かなりマニア向けの分野だな。ただ、企業でサーバー用として使われることがかなり多い。
今回の記事では深く解説しなかったが、Linuxの真価はそこにあると思うぞ。
適材適所ってことだね
ちなみにVirtual Boxという無料のソフトウェアを使えば、簡単にLinuxを体験できるぞ!
けど、これはまた別の機会に記事にするかな・・・
Linuxの特徴:
Linuxは無料で利用可能なオペレーティングシステム(OS)であり、その最大の特徴はオープンソースであることです。オープンソースとは、ソフトウェアの設計図にあたるソースコードが公開されている状態を指します。これにより、ユーザーや開発者はソースコードを自由に閲覧、変更、再配布することができます。
Linuxの普及率とその理由:
一般のデスクトップユーザーの間でのLinuxの採用率は低く、全体の約1%程度と言われています。一方で、企業のサーバー環境ではLinuxの採用が多いです。この低い普及率の理由として、多くのユーザーがWindowsに慣れていること、家電量販店でのPCが主にWindowsやMacOSでプリインストールされていること、そしてLinuxとWindowsの操作感の違いなどが挙げられます。
Linuxの応用:
Linuxの技術はスマートフォンのOSであるAndroidや、GoogleのChromeOSなど、多くのデバイスやシステムでベースとして利用されています。
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